常在菌がつくる『短鎖脂肪酸』のはなし

確かな実力をもつ『短鎖脂肪酸』って、すごいぞ

腸にすみついている常在菌が、センイやオリゴ糖や消化しにくいでんぷんを栄養源にして、腸や体のために作り出す生成物質です。

短鎖脂肪酸のことを有機酸とも言います。

短鎖脂肪酸のほかに、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸もあります。
・2〜4個の炭素が鎖状につながった油脂質のものを短鎖脂肪酸。
・5〜12個のものを中鎖脂肪酸。(ココナッツオイルで知名度を上げました。)
・12個以上のものを長鎖脂肪酸。(バターやオメガ3の脂で知られています。)

常在菌によって腸内で作られる『短鎖脂肪酸』は、とても健康に関係しています。

特殊な病歴でない限り、便秘が治ることも、下痢症が治ることも、便を形良く作ることも、便の匂いが気にならなくなることも、腸のエネルギーを作ることも『短鎖脂肪酸』を得る知識と少しの根気があれば、どなたでも治す方法を身につけることができます。

イラストにある六つの大きな働きの一つ一つを知ると、その重要性に驚きます。

イラストの他にまだまだいいことがあります。
・おならの臭いが心地よくなります。
・便を形作ります。
・太らない体質になります。
・肌がきれいで明るくなります。
・食べ物内の食品添加物は早く便に出すようになります。
・酸化を防ぐ腸内環境ができます。
腸内発酵による化学反応はとても大切で良いことばかりです。

常在菌=発酵=『短鎖脂肪酸』=腸が活発になる

常在菌が食物を発酵させる様子

2015.2.22NHK放映

腸内発酵をもたらすのは、生きてい常在菌の力です。
生きている常在菌の酵素のおかげで発酵ができます。

発酵の火付け役となる生菌酵母(微生物)などを合わせて補給することで、更にパワーアップするのです。
(酵母とは発酵の母の意味で、子を産む出産で増殖する菌です。人の強い母親像に似ています。)

腸内が発酵しなければ『短鎖脂肪酸』を得ることはできないのです。
外部発酵タンクの中に水や細菌類の餌となる大豆や黒砂糖を置き、その中に乳酸菌類を放ち発酵により得られた上澄を製剤化した、腸内細菌生成物質サプリメントなどがあります。

大腸に届く前に一部小腸で吸収されればそれはそれで体にいいことです。
この様なサプリメントの目的は、常在菌による食物発酵連鎖に盛んにさせて、常在菌の活性と増殖に援助するものと思います。
しかし、届いてほしい大腸内の常在菌にはなかなか届かず、盲腸あたりまでしか届かないという研究発表を聴きました。

また、乳酸菌がつくる『短鎖脂肪酸』の主なものは乳酸と酢酸です。
腸の活動にもっともエネルギーを補う酪酸は作れないのです。

『短鎖脂肪酸』の中でも腸内や体にもっとも重要な働きをするのは酪酸やプロピオン酸です。
そして、体内に生きている常在菌が働いてくれないと、必要な短鎖脂肪酸を必要な時に必要な量を求めることが出来ないのです。
ですから、常在菌が増えるように、そして活発に短鎖脂肪酸を作り出せるように、エサや環境を整えてあげないといけないのです。

人は自分の好みの食ばかりではなく、常在菌の食べ物のことをよく考えなくてはならないという訳です。

詳しくは別ページで。

 

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