良い発酵に導く「中建発酵」について

「中建発酵」を使いながら腸のセルフケアを組み立てる

今回はおなかが発酵環境によって健康になって行くお話と、発酵をお手伝いする酵母食品「中建発酵」という食品について開発の元となったことを記述したいと思います。

近年、腸について次々と新しい情報が報道されるようになり、また広い関心が持たれるようになりました。
しかし、腸内環境の大切さについては近代医学での関心は思ったより高くなく、農学者の微生物の研究が基盤となって国民にも情報は広がってきております。

残念ながら数多くの腸内関連商品の多くは発売メーカーの発売商品を中心に、腸の大切さを展開して広報しているものが多いのもまた現実です。
すなわちこの商品を飲むことによって腸内環境が整って行くと謳っています。

一時的にモヤモヤ感や苦痛が取れるものもありますが、原材料の調合や濃度の問題、また服用期間や服用後のアドバイス等きちんとフォローがなされていないものも多いのも現実です。

腸内環境が整うと言うとは「常在菌による発酵が原点です」と言って販売活動しているメーカーは少ないと思います。
いわゆるものとして取り扱い「続ければ良くなります」という宣伝が多いと思います。

しかしながら、筆者は便秘や下痢、腸内不調や関連する苦痛の相談を数多く関わってきて思うことは、腸内の不調は特別な治療を要する病気でなければ自分でケアできる分野と考えております。

病院に行っても検査して異常が無く、とりあえず整腸剤で済ませる程度のものが多いように思います。
筆者は相談を受けるとき必ず腸の内視鏡検査結果をまず聞くことにしています。
腸の器質的疾患(医師の治療を要する症状)さえ無ければセルフケアが可能な分野と考えております。

なぜ不調になった原因等を伺いながら生活の是正等をお願いしております。
その上で「中建発酵」の服用後の自覚症状お聞きしながら進めております。

便秘による腸内の改善には医薬品のアストルベン錠(酸化マグネシウム錠)を併用して、腸の内容物の流れをスムーズにすることにより、常在菌の増殖と活性化が進むようにすることが大切なのです。

腐敗環境から発酵環境に導くことが一番大切で一番改善の近道だからです。
そして、常在菌の増殖と活性を導くのは食事でもできることを知ることとなりますが、その進め方を知るまでは「中建発酵」で学習していただければ新しい発見になることと思います。

一度崩した腸内細菌叢(腸内フローラ)の改善には少なくとも3ヶ月を要すると考えていただければ良いと思います。
セルフケアの進め方をきちんとできるようになれば「中建発酵」を不使用でも自分でコントロールを取れるようになります。

自分の腸内細菌叢を善玉的ネットワークに作り上げることです。

腸に良いという素材や善玉菌と称する菌類を主体とした商品、オリゴ糖の大量継続摂取、繊維製品の摂り過ぎ、難消化デキストリンの摂りすぎなど、摂りすぎと偏りは腸内環境の改善には程遠くなることだけは知ることが大切です。

なぜかと言いますと、これまであなたの腸内に住み続けてあなたの健康を守ってくれた腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスが大きく崩れてしまうのです。

分かりやすく言いますとオリゴ糖を取ると便が柔らかくなってベンは出ますが、それはオリゴ糖を好む菌のみが異常に増えすぎてバランスが崩れて下痢気味になるのです。
このような状態を続けるのは好ましくありません。

また生きた乳酸菌が大腸まで届くと言ってもどのくらいの数が届いているのか、またそのまま自分の腸内に住み着いてくれると考えて服用続けても、その菌はあなたの腸内には住み着くことはありません。
もし住み着いとしたら、これまであなたの健康を守ってくれたあなたの腸内細菌のバランスが崩れてしまい、好ましいことではありません。

「中建発酵」の成分は食物繊維(水溶性、不溶性含む)難消化性デキストリン、オリゴ糖、生菌酵母(食べ物の発酵菌)で、常在菌全般を平均的に育てて、そして腸内発酵を導く素材をバランスよく調合したものです。

下図は「中建発酵」の製品企画をした時に活用した資料です。
注・腸内嫌気度とは常在菌が無酸素の状態で様々な活動を行うことができる環境のことで、嫌気度が高いことが望ましい。

菌類のサプリを取ることより、あなたと相性が合っているご自分の常在菌を育てることの方が最も安全で安心なことなのです。
あなたの菌を育てることを真剣に取り組むことが、正しい進め方なのです。

人と腸内細菌の共存共栄の関係は健康で生きるためのことわり(理)の学びです。
生理学とも言いますね。

発酵で腐敗を封じ込む

「中建発酵」で腸内発酵を勧めるのは以下の理由からです。

最近は短鎖脂肪酸と言う言葉をよく聞くようになりました。
有機酸とも言いますが、簡単に言うと腸内細菌がセンイやデンプンやオリゴ糖などの糖を発酵させて作るものです。

菌別により作られる短鎖脂肪酸の種類(発酵に使われる餌としては多糖炭水化物やタンパク質)

短鎖脂肪酸は主に糖の発酵によって作られますが、しかし糖がない場合やまた糖以外のものを発酵させる発酵菌類は、アミノ酸を発酵してエネルギーを得て短鎖脂肪酸を作ります。

グリシン→酢酸、炭酸ガス、アンモニア
L-グルタミン酸→酢酸、酪酸、水素、炭酸ガス、アンモニア
L-ロイシン→イソ吉草酸
イソロイシン→吉草酸
バリン→イソ酪酸
オルニチン→吉草酸
リジン→酢酸、酪酸、アンモニア、吉草酸

短鎖脂肪酸とは炭素が2個から6個一列に繋がったものをいいます。
(中には一列じゃなく枝のついた形となったもので上表のイソ酪酸、イソ吉草酸、吉草酸などは分技型と言って腸内細菌の発育には欠かせない重要な栄養素なのです。)
〈参照 腸内フローラの構造と機能 森下芳行著 朝倉書店〉

発酵とは菌類によって食材の栄養価値や旨みや保存などを高める有益な反応のことはお解りと思います。
発酵食品が体に良いこととは食べ物が腸内細菌の発酵力を借りずに、食材の栄養素がすんなり体に取り入れることができるように加工されているということになります。
合わせて腸内細菌の餌にもなることが良い点です。

腐敗とは菌類によって食材を腐らす有害なことです。
薬、不眠、ストレスなどで便秘下痢を続けることや、菌のバランスが悪い時に未消化タンパク質摂り続けることに注意が必要です。
いわゆる極小の強力な悪性菌を目覚めさせて、腐敗環境を作り出すことの無いような生活をすることです。
(極小の悪性菌とは、ブドウ球菌、緑膿菌などの球菌類)

短鎖脂肪酸を作るためにどのような日常生活が必要かを考え、実行することで腸が丈夫になって行くのです。
何も難しいことはありません。
ちょっとした心がけでメキメキ良くなってゆきます。

腸のケアは発酵が基本

腸が調子悪くなるととても不安が続きます。
しかし、器質的な疾患(治療が必要なもの)がなければ自然と治ってゆき、多くは自力で改善できる事例が多いものです。
例えとしては不適当と思いますが、犬や猫は不調の時はものを食べず断食で治癒回復させていることを思い出してください。

でも何か薬を服用しないと気が収まらないこともよくわかります。
整腸薬とか菌類の入った医薬品やサプリメントを飲む方も多いと思います。

しかし、小腸下部から大腸にかけては他の臓器と違って、腸内細菌に気配りしないとモヤモヤ感は長引くことになります。
便秘や下痢にしても常在菌のコントロールなしではすっきりとした回復は遠のくことになります。

腸内に住む常在菌は人の健康のために住み着いているわけで、良い菌とか悪い菌とかを差別して扱うことは全く不要なことなのです。
腸の不調(要治療を除く)の時は大抵は常在菌のバランスが崩れていたり、活力も低下していることが多いものです。

体調や便通や肥満や不眠やまた難治性の病気になるのは、常在菌が活躍していないかもしれません。
そして宿主が常在菌の存在を忘れた生活をしているのが原因で、体調が優れていないことも多く考えられます。

まだまだありますが、前述ページを参照にしてください。
https://blog.darm.co.jp/2017/11/14/

また短鎖脂肪酸は体内に吸収される前の働きとして大腸内を弱酸性の腸内環境にしてくれます。
弱酸性であることは常在菌の悪玉的ネットワークによる腐敗近況が抑えられ、腸内環境が健康に保たれます。

そして弱酸性(発酵活動の結果)になることでマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが水溶性に変化(イオン化)するので、通常より体内に吸収されやすくなります。
健康な人はビタミン剤の服用に気遣いしなくとも、代謝機能を維持する最低のビタミン類もきちんと発酵によって腸で作られます。

「中建発酵」は発酵を手引きする食品として、セルフメディケーションに取り入れてみてください。
「中建発酵」を長期間にわたり服用していただきたいとは思っておりません。
腸内発酵の理屈を理解するために使っていただければ幸いです。

「中建発酵」を2週間服用して腸内細菌のバランスがどのように変わったかという、実験の記述ですので参考にしてください。

https://blog.darm.co.jp/2018/01/08/

4人の中高年が「中建発酵」の服用前の腸内細菌叢と、「中建発酵」朝夕2包づつ、2週間後の各人の腸内細菌叢を糞便で測定したものです。
各人の腸内環境はごく普通の状態であったが、発酵感が出て毎日の通じは滞った人もいましたが、実験終了時は通常のお通じに戻りました。

腸内細菌叢の測定の結果については「中建発酵」発売理念通りに良い結果が出たことは申すまでもありません。
一般的にいう中間菌は増殖して、通称の悪玉菌は減少して全体的に中間菌が善玉菌に加勢する傾きになっていることがよく分かります。
善玉的ネットワークの出来上がりです。

この結果を師事している識者に感想を伺うと、腸内環境というものは常に中立的な立場で検証していくことが重要と言われました。
微生物の世界は大変複雑であり、偏った考え方や取り組みでは微生物を味方にすることは難しいということでした。
常に常在菌自体も良い環境を求めて活動していることがよく理解できる体験でした。

腸に関する情報は中立的に調べる

「悪玉菌はゼロにらないのですか?」という質問もありましたが、抽象的なご質問に対して抽象的にお答えとしてゼロにはならないという回答にしたいと思います。
悪玉菌の中でも人にとって絶対いなくてはならない菌もきちんと測定されます。
極小の凶悪な悪玉菌は体力が落ちている人の腸内にいて、その繁殖機会を狙っているのです。
しかしこのような極小の凶悪な悪玉菌を常に監視している悪玉菌の親分みたいな菌が存在するために、人は感染症から守られるのです。

通常、悪玉に分類されますが、人にとって欠かすことのできない大切な菌がいるのです。
例えば菌の医薬品でミヤリサンの主成分で宮入菌と言って、学問的にはどちらかという悪玉菌類に分類されるかもしれませんが、この宮入菌も極小の凶悪な悪玉菌の増殖させないよう監視してくれます。

まだ他にもありますがこれらの菌類はクロストリジウム属と言います。
世間では悪い菌と区別することが多いですが、腸内環境を悪くし続けているとこれらの菌は怒り出して人に対してレッドカードを出して生活を改めるよう警告を出してきます。
発酵環境を整えることでこれらクロストリジウム属は人にとって欠かすことのできない警備保障の菌なのです。

それとよく耳にしますウェルシュ菌というのももありますが、これとて悪玉扱いですが極小の凶悪な悪玉菌の増殖しないように監視してくれる親分肌の気質を持った菌なのです。
ウェルシュ菌や腸球菌は悪の代表みたいに言われますが、発酵環境の腸内では毎日短鎖脂肪酸を作ってくれているのです。

大切なことは極小の凶悪な悪玉菌の増殖環境を作らないことです。
ストレス、不眠、寝不足、食事の偏り、抗菌剤や薬の飲み過ぎと長期間服用など腸内細菌にとって劣悪な環境になります。

腸内細菌叢(腸内フローラ)はいつも腸内が発酵状態であることが望ましいのです。
発酵状態が良いことは嫌気的で弱酸性の腸管内環境を保つことになり、強い腸が出来上がっていくのです。

「中建発酵」約2週間分、30包をまず腸内発酵の学習素材としてお試しください。

腸について偏った知識になっていないか中立的にチェックしていただき、お腹を建て直すことが何よりの健康の基盤づくりであることを認識していただければ幸いです。